入院し 薔薇の香りや 夢再会

ついに本格的な浣腸フェチの仲間入りを果たしたひろは、それ以来浣腸やアナ
ル遊びにこれまで以上に執着するようになり、変態的性癖を深めていくことにな
るのだが、それは同時に背徳的な罪悪感まで背負うことになるのだった。

それから3年後、高校2年になったひろは、思いがけず好意をよせていた別の
クラス子から、告白されて相思相愛の中で交際を始めた。
しかし、いざH出来るタイミングになると、あの性癖が出てきて、その子に浣腸
されてみたいとか、強引にしてみたいとの妄想も現れる、半面まだ高校2年なの
にそんな事はいけないとの自制心が働き、キッスと軽い胸タッチくらいしか出来
なかった。  

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ひろにしてみれば、二人の関係を大事に付き合いたいと思うなかで、もの足り
なさを感じた彼女には、やがて新しい彼氏が出来てしまい自然消滅してしまう。

失恋の痛手もあり、大学ではバレーボールに夢中になり、元彼女との復縁もす
ることもなく4年間は勉学と運動とに打ち込んだ。

勿論その間にも、セルフ浣腸やSM本を読み耽り、身体的欲求を満たす日々だ
ったが、大人のおもちゃ等は、とても買う勇気が無くせいぜい自分で浣腸して
その後に指や小さなソーセージを使って、自らアナルを犯す事に耽っていた。

その後就職して間もなく新しい彼女も出来交際を始め後に結婚することになる。

本音では、浣腸やアナルに興味のある女性と結ばれたかったが、何人か付き
合った女性とも、性交段階までは行っても、自分の本当の性癖までは打ち明け
る気分にはなれなかった。
それは、自分の性癖を笑われたり、否定される事を極度に恐れていたからかも
知れないが、それを試してみる勇気は出せなかった。
結局は普通の付き合いをして普通のセックスで済ませ、この性癖はあくまでも
『私の変態的な秘め事』と言い聞かせて諦めるしかなかった。

幸い仕事の方は順調で上司にも期待され毎日遅くまで残業に明け暮れていた。
それでも、今よりも更に充実した仕事を試してみたいと思い、独立して起業す
る計画を練ってた。
 
その一方で、時折沸き上がる浣腸への欲望を抑え切れず、昔拾った雑誌のよう
な病院で女性が看護師さんに浣腸され、アナル栓で排泄管理される姿を自分に
重ねるなどの妄想をして自慰行為することで、それなりの満足を得ていた。

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時には趣向を変え、商業施設のトイレで浣腸を注入したあと、アナル栓を入れ
たまま、店内を歩いたり、 薬局でグリセリンを購入し、いちぢく浣腸を使って
薄めながら大量浣腸を試みたりもしてみたが、いまひとつぴったりとした 満足
感は得られなかった。

その反動もあり、数年後の26歳で、計画を実行に移すべく、地区の起業支援
制度を利用して資金を調達し、小さな事務所を借りて一人で輸入雑貨の会社を
起業し念願の独立を果たした。
最初の2年は資金繰りや売り上げの伸び悩みに苦労するも、3年目には急速に
業績が上がり、従業員も5名に増やした。いまや立派な若手社長である。
会社が軌道に乗り出したこともあり30歳になる前に、以前の職場から交際を
続けていた気の合う女性と約束の入籍し公私ともに充実た日々を送っていた。

そんなある日、旧友とバレーボールを興じていると、ジャンプした瞬間に突然
ブチッと鈍い音して、ひろはその場に「ううううーー」と呻いてうずくまった。

誰ともなく
「ひろがアキレス腱を切ったらしいぞ早く救急車を呼べ」と大騒ぎになった。


数時間後の夕刻
「あれっ ここは?・・・・」


「あっ お目覚めですね
 ひろさんはアキレス腱断裂で緊急手術されたのですよ
 暫くは歩けませんので
 私が身の回りのお世話しますね よろしくお願いします」
と言う、ひろ好み若い看護師は、仄かな薔薇の香りを漂わせていた。
その香りを嗅いだ瞬間に19年前のあの出来事を思い出した。
{あっ この香り! もしかして・・・・あのももちゃんでは}

「よろしくお願いします ところで
  看護師さんの出身はP県ではないですか?」

「あら どうしてそのことを?・・・・・・・
 あっ あれーーー もしかして・・・ひろ兄ちゃん?」

「うん ひろだよ よく覚えていてくれたね うれしいよももちゃん
 あっ正しくは ももこさんなんだね
 懐かしいなー こんなに立派になってー」

「私・・・ あれから真吾兄さんと何度かあの秘密基地に行ったのよ
 あの時のことも何回か聞いたし
 ひろ兄ちゃんとの写真も見せてもらったの」
とももこナースは恥ずかしそうにうつむいて頬を紅潮させた。

「あの時はごめんね 変なことをして」


「そうよ あのせいで私の人生まで変わったのよ
 どうしてくれるのひろ兄ちゃん」
とももこナースは微笑んでいる。

そう忘れもしない19年前、当時3歳だった、ももこの肛門にガラス浣腸器
で水をかけてチリ紙で拭いてあげたのは、ここに寝ているひろ本人だった。
ももこは、3歳の当時の記憶は全くと言えるほど無いが、ひろに肛門を拭か
れた話は、兄の慎吾から何度も聞いており、その場面は鮮明に覚えていた。
そして、それが元でアナルの興味が芽生え、思春期になると自分で浣腸をした
り密かにアナルオナニーまでするようになっていた。
そのアナル趣向が嵩じて、他人にも浣腸をしてみたい、されてみたいと思う
ようになり看護学校に進学し、卒業前から実習生としてこの女医が経営する病
院で経験を重ねていき、卒業すると同時に正看護師として勤めていた。
まさに今の、ももこナース誕生の運命は19年前の夏に決まっていたのだった。

「ごめん ももちゃん お詫びにどんなことでもするから許して この通り!」


「そうねー じゃあね ひろ兄ちゃんは今から私の浣腸奴隷よ!わかった?」
とももこナースは満面の笑みを浮かべた。
「はっ はい 今から ひろはももこ様の浣腸奴隷です」
それは浣腸が取り持つ相思相愛と言える再会の奇跡が起こった瞬間だった。

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