秘め事を 見られし儚い 恋終わり

「はい いえ すみませんがトイレお借りしても?」
「勿論よ そこの突き当りの右ね」
「はい では失礼します」

{あっ あー しまったー あれ出しっぱなしだった ああ ばかばかー}
柚木は、つい最近友人( ももこ)の勧めで大腸洗浄にはまり、トイレには高圧
浣腸に使う2000ccのイルリガートルを吊したままにしていたのだ。
柚木は、2000ccのイルリガートルに温めた浣腸用のコーヒー牛乳を浴室
浣腸しては、ついでにアナルオナニーまで
楽しむのが好きだった。
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{どうしよう なんて言い訳する 柚木}
柚木は、必死で言い訳を探したが焦るほどに、良い口実が見つからない。
{あー もーどうにでもなれ 成り行きまかせじゃー}
柚木は、あの頃の友人から拓哉が医学部の志望だったと聞いた事を思い出
して必死の言い訳は見苦しいと開き直ったのだった。

「すみませんでした 身体が冷えきって急にもよおしたもので」

「うーんん でも何か変なもの見なかった?」

「いえ 別に! とても奇麗なトイレでしたよ」

ーーーーーその数分前-------
大学の医学部では消化器内科を専攻していた拓哉がトイレの天井に吊るされ
た2000ccのイルリガートルを見逃す筈がなかった。
さらに奥の棚には、半分以下になった、500ccのグリセリンまで入っていたの
をしっかり見ていた。
{柚木さん 自分でグリセリン浣腸したり、イルリガートルで高圧浣腸してるのか}
拓哉は、13歳くらいからの淡い初恋で憧れの存在だったあの篠崎柚木が自分
で浣腸したり、オナニーまでしている姿を妄想し、かっと全身が熱くなった。
その艶めかしい痕跡が今、現実に目の前に展開されているのだ。
拓哉は、思わず、すぐに爆発しそうな股間に手を添えた。
少しの刺激で、すぐに登りつめてしまい一気にオーガズムに達したのだった。
そして勢いよく噴出した精液の一部がトイレの壁に付着した。
{ああいけない なんて事を 憧れの柚木さんのトイレを自慰行為で汚すなんて}
拓哉は、焦ってトイレの壁の精液を拭き取るも僅かにシミが残った。
{俺って最低な奴だ 本性を見抜かれないうちに早く消えよう}

それでも拓哉は、壁に付いたシミを拭き取ると、渾身の演技で平静を装った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「本当は見たんでしょ あれを!」

「いえ なにも ただ・・・・・」

「ただ なに?・・・・・」


「ただ・・・・・天井から変なポリタンクの様なものが・・・・・」
 
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