責任を 果たすと誓い 別れゆく

「柚木先輩ーーうっううう・・・・」 「タクヤくん 逝くうううううーーー」
その後も拓哉は、柚木の膣から抜くこともなく数回も回復しては、二人で
揃って奇跡のオーガズムを迎えたのだった。



拓哉が柚木に浣腸をし始めてから、まだ30分程度しか経っていない。
しかし、その間に二人は5回以上も揃ってオーガズムに至っていた。

さすがにこうなると膀胱の方も満杯になって弾ける寸前になっている。
「タクヤくん 沢山してくれて ありがとう あたしトイレに行くから
 あなたは シャワーで流しながらミルクも ここで出してね」


その後、飲み直した二人が朝方まで激しく交わったのは言うまでもない。
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深夜まで燃えた二人は、いつしか深い眠りの淵に引きずりこまれた。


 明け方
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 白みかけた東の空に輝く明けの明星に、欠けた月が寄り添っていた。


「あー もうこんな時間! 起きて!タクヤくん!」


「んんっ あっすみません僕 柚木先輩の中で眠り込んだみたいです」

「あたしも タクヤくんが入ったままで寝ちゃったみたいよ
 それにしてもすごかったわー 二人揃って10回以上は逝ったよね」


「はい もう僕のあそこは壊れそうです」  「あたしもよ うふふ」

柚木は、長年の恋人の様に、拓哉に寄り添い唇を重ねた。

拓哉は、柚木を強く抱きしめた。

「タクヤくん 大好き」

「柚木先輩 ぼくも・・・・・」

大好きですとの言葉を飲み込み、充実の至福感の中に漠然とした不安を
感じ、自分いや、今後の二人にとってある重大な決心をしていた。
それは、肉欲を満たす快感の後に、いつも激しく襲ってくる賢者タイムによ
る鬱のせいではなかった。

柚木は、上機嫌で軽い朝食を用意した。

「ご馳走さまでした 柚木先輩の朝食最高です 毎日でも・・・・」


「そうだ タクヤくん 今日の荷造り手伝うから一緒にいきましょ」

「ありがとうございます柚木先輩 でも もうほとんど終わっていますので」

「遠慮しなくていいのよ もう ただの友達じゃないんだから ねっ」

「はい すごく嬉しいのですが お気持ちだけで」

「そーお じゃー 落ち着いたら連絡頂戴ね」

「はい 必ず・・・・・   では失礼します」

拓哉は、急いでシャワーを浴びると、敢えて柚木の携帯番号も聞かない
で玄関に向かった。

「気を付けてね タクヤくん またねっ」

「はい 先輩 ありがとうございました 失礼します」

拓哉は、最初に柚木の部屋に来た時のように丁寧に深々と頭を下げた。

そして{柚木さん さようなら}と心の中で呟いていた。
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柚木は、逃げるように去っていった拓哉の心境を全く理解出来なかった。

{あっ! まだタクヤくんの連絡先を聞いていなかったわ}

「タクヤくん あたしのこと嫌いになったのかしら
 ううん絶対そんなことないわ だってあんなに燃えあえた仲じゃない!」

柚木の心の中に{自分を信じなさい、いやもう嫌われたから会えないのよ}
というこれまでよりも、何倍も強くて切ない葛藤が生じた瞬間だった。


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